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Interview
代表者インタビュー

代表取締役社長 植 純

パックスで働くようになるまでのお話を教えてください。

5年ほど、営業として違う会社に勤めていました。いわゆる丁稚奉公です。今振り返ると、その会社で経験してきたことが今に活きていると思いますね。そこは、いつでも一緒になって考えてくださったり、こまめに私達のことを気にかけてくださったり、最後には必ず上の人が責任を取ってくださったりするような、社員のことをとても大切に想っている会社でした。

当時お世話になっていた先輩がある日「『5年うちに居たんだからこうなんだな』という(素敵な)人間になって帰れよ」と私に言ってくださったんですよ。正直なところ、一緒に働いている方々から「どうせ丁稚奉公のくせに」なんて思われているのではないかと思っていましたから、私を恥ずかしくない人間に育てようと、そして対等に私のことを見ようとしてくださっていた先輩の想いに、そのときに気づきましたね。

きっとこの会社で学んだ「人を大事にすることの大切さ」が自分の中にずっと残っているから、下の子達を抱える立場になった今も、無意識のうちにこの考え方が私の軸になっているんだと思います。

今チャレンジしていることはありますか。

一番のチャレンジは、「『家業』から『企業』へする」ということでしょうか。これを実現させるためには、若い方達の力が必要だと思っています。そうなってくると安定だけではなく、色々な事業を展開していかないといけないなとも思いますね。

また一番変えたいなと思っている点は、個人プレイを無くし組織化するということ。以前までは個人商店的な要素が凄く、自分の好きなペースで好きなように仕事をしているような働き方でした。例えばあるエリアを担当することになると、20年〜30年ずっと同じ人が担当しているような体制が今までだったんです。そうすると、良くも悪くもどんどんその人の色だけになっていくんですよね。そんな状況はあまり好ましくないなと。私は常に皆んなで情報を共有していたかったんです。だから担当エリアを定期的にシャッフルするという体制へ変えることにしました。そうすれば、もしどこかの担当スタッフがお休みしてしまったとしても、万一辞めてしまうことになったとしても、すぐに対応することができますからね。

「『家業』から『企業』へ」という言葉に込めた想いを聞かせてください。

大企業にしたいというわけではないんです。もともとパックスは祖父母や両親でやってきたもので、そこから少しずつ従業員さんが増えてきて今に至ります。その人達のことを思うと、「家業」として身内でウダウダやっていては駄目だなと。家族だけではなく従業員まで幸せにしてあげるには、そしてその人達全員の幸せを想うのであれば、「家業」ではなく「企業」でないといけないなと思ったんです。

そのためにはもっと人の手が必要になってきましたし、それにともなって働く環境をもっと整えていきたいなと感じています。

今後の目標はありますか。

今私が描いているものは、「週休二日制」と「給与体系」をきちんとしてあげたいということです。人事考課であったり退職金制度であったり。「やれば必ず報われる」という環境をここ3年以内には必ず整備していこうと思っていますので、ぜひ期待していてください。

採用の際に重視していることは何ですか。

スキルがあってバリバリ売上を伸ばしてくれるというのも素敵ですが、まったくの未経験でも構いません。弊社の価値観(バリュー)にもあるように、色々なことにチャレンジしてくれる向上心があるかどうか、そして元気に挨拶ができるかどうかを重視しています。

営業スキルや業界知識は、入社後一緒に勉強していきましょう。できないことがあったとしても、失敗したとしても構いません。全員でフォローしていくつもりです。だから入社してからのことは心配せずにいてほしいですね。皆さんと一緒にパックスをもっと良い会社にしていけたらと思っています。